「何を伝えたか、よりもどう伝わっているか。」
これは、最近とある先輩経営者から聞いた言葉で、ウェブ業界に身を置く私としても非常に腑に落ちる言葉でしたで、これについて紹介したいと思います。
私がお客さまと会話する時に気をつけているのが、その言葉がお客さまに伝わっているか?という観点です。
実は、様々なお客さまに、私の目線で必要なことは伝えているつもりだったりしますが、後から説明した”つもり”の内容を、後から繰り返し質問されてしまうことがあります。
そういう時に、お客さまの理解が足りなかったのでしょうか?
決してそのようなことはなく、私から見れば、それは伝え方が悪かったという考えになります。特にウェブ業界は英語がベースなので、必然的に横文字が多くなります。そうなると、会話でお客さまからすれば、情報が多すぎて、本当に伝えたいことが、言葉の意味が分からないせいで、伝わらないということが起こりえます。
「SEO対策」という言葉は知っているべき言葉なのか?
例えば、「SEO対策」という言葉。WEB業界に身をおいていれば、一番最初に耳にする一般的な言葉ですが、弊社のお客さまの多くはSEO対策という言葉はご存知ありません。(知っておいた方がいいですが、知らなくても全く問題ありません)
SEOとは、Search Engine Optimization の略で、検索エンジン最適化と訳されます。一般的にGoogleに自社のウェブサイトが検索結果の上位に表示されるように、構造や内容を調整することを言います。
はじめの頃は、SEO対策という言葉を説明して、サービスの紹介などをしていたのですが、最近思うのは、SEO対策という言葉は使わないで、「Googleの検索で一番目に出るようにすること」というような言葉に置き換えて説明しています。
そして、SEO対策という言葉がお客さまの口から出てき始めたら、私の方でも「SEO対策」という言葉を使うようにするといった要領です。
つまり、我々が使いたい言葉を使うのではなく、お客さまにご理解いただける言葉を使うことが重要であるということです。
実はここに弊社のような業者の付加価値も潜んでいると思っています。というのも、SEO対策という言葉を知らないお客さまに対して、我々を介すことで、結果としてSEO対策を施すことができるからです。
弊社のお客さまは、SEO対策という言葉を知らずとも、高度なSEO対策が実現できるように制作や施策を行っております。餅は餅屋にという言葉は、まさにこういうところにあるのかなと思います。