2024年11月19日
先日ChatGPTを立ち上げたら、以下のようなポップアップが現れました。
これはGoogle Chromeの拡張機能として、デフォルトの検索をGoogleではなく、ChatGPTにしませんか？
というもの。
これまでChatGPTでは、学習データは一定の時期までの情報をベースにしており、最新の（例えば当日）データなどは回答として考慮されていませんでした。
今回のアップデートでは、質問内容によっては直接WEB検索を行い、その結果を会話形式で反映できるようになっています。いまはまだ有料会員のみで、今後数ヶ月で無料ユーザーにも開放されていくとのこと。
例えば、この検索結果を見れば、いままでGoogleで調べていたような内容がChatGPTでも実現できていることがわかります。
他にもおすすめの焼肉店を調べると、食べログなどの情報が参照元になっていました。
完全に置き換えるにはまだ早いが、時間の問題か？
試しに一度ChatGPT searchに検索を置き換えてみました。
良いと思った点としては、会話形式などで、思った疑問をそのまま打ち込めると、最適な回答を得られるのは非常に楽だなと思いました。
一方でGoogleの方がよいなと思った点は、例えば、情報を調べる時に一つのトピックに対してさまざまな観点から情報を仕入れたい場面もあります。ChatGPT searchだと、一つの観点での回答になることが多い印象です。
他にはどのような意見があるんだろう？といった場合や、欲しい情報の優位性や多様性についてはGoogle検索の方に優位性を感じました。
ChatGPT serachは情報元が偏っているような印象です。情報元以外の情報を知りたいときにはちょっと不便かもしれません。
生成AIの回答機能は他のサービスでも増えてきている
こうなるとGoogle検索はその存在をかなり脅かされているようにも見えますが、Googleでも最近はAIによる要約機能が追加されています。
こちらは全ての検索結果ではなく、AIの方がよりよい回答をすると判断したものはAIで回答される、といったもの。
ただ、こちらはChatGPTのような会話形式ではありません。
他にもPerplexityやMicrosoft Bingでも会話形式で最新のWEB検索情報を回答に表示する機能は追加されています。
ググる世界は変わりつつある
いずれにしても調べ物をする時にGoogleしか使わないという状況は徐々に変わってきているのは確実です。
私自身も以前に比べると「ググる」回数は、体感だと以前の30%近くは減っていて、生成AIで済ませています。
メディア運営をしている立場としても最新のAI技術によって、サイトへの流入が大きく影響を受ける可能性がありますので、戦略をアップデートし続けないといけませんね。
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