「MEO対策を自分で行う方法を知れば、業者に依頼する必要がない分、初期費用やランニングコストを抑えられるのではないか?」と考える人が増えています。

今回はMEO対策を外注せず自分で行いたい店舗経営者向けに、MEO対策を行う具体的な手順や成果を出すコツはもちろん、MEO対策を自分で行うメリットとデメリット等についても解説します。

MEO対策とは?

たとえば、Googleで「渋谷 美容院」のように、「地域名」と「店舗のジャンル」で検索すると、関連する店舗情報が地図付きで表示されます。

これをMEO=Map Engine Optimization(地図エンジン最適化)と言います。

地図エンジン上で自店舗と同じエリアにある競合店舗よりも、自店舗が上位に表示されるように対策することで、来店見込みの高いユーザーからの認知を上げる施策をMEO対策と言います。

MEO対策は自分でできるのか?

結論、MEO対策はわざわざ業者に依頼せずとも、自力で十分行えます。

同じ検索エンジン対策のSEOと比べて特殊なスキルが必要なく、また、SEOと比べて競争相手が少ないためです。

SEOは膨大なWEBサイトがライバルになるため、どんなに対策を頑張っても思ったような成果が出ないこともあり得ます。

しかし、MEOの場合は、同じエリアの同業他社にさえ勝てば良いので、SEOよりも圧倒的に競争相手が少なく、成果を出しやすいと言えます。

MEO対策を自分で行うメリット

外注費用がかからない

MEO対策を外注すると、月額3〜5万円程度かかるのが相場ですが、自分で行えばその費用を節約できます。

MEO業者を見る目が養われる

MEO対策を自分でやった経験がないまま業者に依頼してしまうと、業者の言うことをすべて鵜呑みにせざるを得ません。

そこで、まずは実際に自分でやってみることで、業者から提案された内容が有効かどうかを、自分の経験から判断できるようになります。

情報や施策をすぐに反映できる

MEOで上位表示させるには「常に正確で最新の情報を提供すること」がとても重要です。

その点、自分でGoogleビジネスプロフィールを管理していれば、何か営業状況に変化があった際でも、すぐに最新の情報を反映させることができます。

また、自分の好きなタイミングでキャンペーン情報や新しいメニュー情報等を投稿できるので「どんな施策が集客に繋がるのか?」をすぐに検証できます。

一方、日々の投稿等を業者に任せる場合、業者の都合によって、やりたい施策がなかなかできない場合もあります。

MEO対策を自分で行うデメリット

ただし、MEO対策を自分で行うデメリットもあるので、事前に把握しておきましょう。

成果が出ない期間が長く続く可能性がある

MEO対策は短期間で効果が出ると言われていますが、それでも検索結果の順位変動には数ヶ月程度かかるのが一般的です。

そのため、自分でやるなら最低でも3〜6ヶ月は効果が出ないことを覚悟して取り組む必要があります。

作業に追われて本業に支障をきたす恐れがある

MEO対策はやることはシンプルですが、決してラクではありません。

MEO対策に追われた結果、本来の業務がおろそかになってしまう場合もあります。

自分が正しいかどうか迷う可能性がある

MEO対策を今まで一度もやったことがなければ、最初はまさに手探りでのスタートになります。

すぐに成果が出ず行き詰まった時に本当に自分が正しい施策を行なっているのか、不安に感じることもあるでしょう。

その点、良い業者を選べば、豊富な知見をもとに適切な施策を行なってくれる可能性は高くなります。

MEO対策の具体的なやり方(準備編)

ここからはMEO対策を自分で行う場合の具体的な手順をお伝えしていきます。

Googleビジネスプロフィールに登録する

まずはGoogleビジネスプロフィールに各情報を登録していきます。

Googleビジネスプロフィールにはこちらから登録できます。

https://www.google.com/intl/ja_jp/business/

店舗名や営業時間や住所、WebサイトのURLなど、入力できる情報はすべて入力することで、検索上位に表示される確率が上がります。

オーナー確認(本人確認)を行う

次に「オーナー確認コード」を取得して、所定のページに入力します。

オーナー確認コードはハガキの郵送や電話、SMS、メール等で取得できます。

MEO対策の具体的なやり方(基礎編)

次に、MEO対策で成果を出す上で「これだけはやっておくべき」という基礎的な対策についてお伝えします。

キーワードの選定

上位表示を狙うキーワードを設定して、そのキーワードをGoogleビジネスプロフィール上に入れ込むことで、自店舗が上位表示される可能性が高くなります。

では、どんなキーワードを選べば良いかと言うと、

・自店舗の集客に繋がる
・需要があるか
・ライバルの数が多すぎないか

などを基準に選ぶようにします。

たとえば、もし仮にあなたが表参道でカフェを経営していた場合、まずは実際に「表参道 カフェ」と検索することで、エリア内にどんなカフェがあるか調べてみましょう。

競合店舗が多数表示される場合は、競合と差別化するために、どんなキーワードに絞れば良いか考えていきます。

たとえば、自分の店の長所が「おしゃれな雰囲気」なのであれば、「表参道 カフェ おしゃれ」の検索を想定して積極的に「おしゃれ」の言葉を使うようにしましょう。

ただ、そのワードでも検索結果にすでに対策済みの店が多く表示される場合は、別の言い方のキーワードを選びましょう。

たとえば、「おしゃれ」と同じような意味やニーズを持つワードで「綺麗」「雰囲気」「デート」などですね。

このように、ユーザーが検索しそうで、かつ、検索結果に表示されるライバル店舗が少ないキーワードを選ぶのがポイントです。

店舗や商品の写真、情報を追加する

キーワードが決まったら、お店の雰囲気がわかる店舗の写真や、商品の写真、情報を登録しましょう。

画像の数が乏しく、文字情報しか掲載していないお店を好き好んで選ぶユーザーはほぼいません。

お店の雰囲気を重視している人からしたら、写真がなければお店の雰囲気が一切わからないので、わざわざそんなお店に行こうとは思わないからです。

そこで、画像を多く載せるのはもちろん、どういう画像を載せれば「行きたい!」と思うか、ユーザーの立場になって画像を選ぶようにしましょう。

投稿機能を活用する

投稿とは、新しいキャンペーンや新メニューを告知できる機能のことです。

最新情報を定期的に投稿することで、Googleの評価が上がり上位表示されやすくなります。

自社HPとGoogleビジネスプロフィールを紐付ける

自社のホームページがあれば、Googleビジネスプロフィールと紐付けるようにしましょう。

Googleビジネスプロフィールの「情報」にある「ウェブサイト」の項目に自社HPのURLを入力すれば完了です。

もしくは、自社HPにGoogleマップの共有リンクとGoogleビジネスプロフィールの地図情報を記載して、HP上にマップを表示させることもできます。

そうすることで、自社HPからのGoogleビジネスプロフィールへのアクセスが増えるため、上位表示されやすくなります。

口コミに返信する

口コミを多数獲得して、さらに、口コミの評価が高いとGoogleからの評価が上がり、上位表示されやすくなります。また、届いた口コミに返信することで、ファン化や来店につなげることができます。

そのため、高評価の口コミはもちろん、低評価の口コミも両方しっかり返信するように心がけましょう。

低評価の口コミにわざわざ返信するのは嫌かもしれせんが、口コミによって対応を変えることを快く思わないユーザーもいるので、できるだけ真摯に対応されることをおすすめします。

MEO対策の具体的なやり方(応用編)

ここまでお伝えしてきた内容だけでも、しっかり取り組めばかなりの効果を期待できますが、より検索結果で上位を狙っていきたい場合は次の施策もぜひ取り組んでみてください。

口コミを促す

口コミの数や評価が上位表示に影響するというのは、先ほど話した通りです。

そこで、来店してくれたお客さんに口コミの投稿を積極的にお願いすることで、口コミの数を意図的に増やしていきます。

ただし、「口コミを投稿してくれたら300円割引」などの特典を渡す行為は、ガイドラインに違反するので絶対にしないようにしましょう。

自社HPのSEO対策をする

Googleビジネスプロフィールと紐づけた自社HPがSEOで上位表示されると、MEOでも上位表示されやすくなると言われています。

そのため、余力があれば自社HPのSEO対策まで行うと良いでしょう。

SNSで取り上げてもらう

MEOで上位表示されやすくなる要素の1つにサイテーションと言って、「自店舗の情報がSNS上でどれだけ取り上げられてるか?」という指標があります。

そこで、料理が美味しかったり、見た目がおしゃれなど、ユーザーがSNS上で言及しやすいサービスを提供することが重要になってきます。

その他、MEO対策で結果を出すコツ

ここまで解説してきたMEO対策の内容を実践する上で意識すべきことがいくつかあるので、それについても触れておきます。

常に最新かつ正確な情報にアップデートする

新しい情報を定期的に更新しているとGoogleはそれを高く評価してくれるので、上位表示される可能性が高くなります。

逆に情報が古いままでは評価は下がります。

たとえば、店舗の営業時間が変わった場合、マップ上では「営業中」になっているのに、実際は営業していないといった場合です。

お客さんを混乱させないためにも、情報は常に最新かつ正確なものに保ちましょう。

NAP情報を揃える

名前(Name)、住所(Adress)、電話番号(Phone)のことを、それぞれの頭文字をとって「NAP情報」と言います。

自社HPやSNSに記載しているこれらの店舗情報がGoogleビジネスプロフィールの情報とズレていると、Googleはそれぞれを別の店のメディアだと判断してしまい、評価が下がります。

たとえば、仮に会社の住所が「1丁目1番1号」なのであれば、「1丁目1-1」など異なる表記はせず、すべてのメディアで表記を統一してください。

ガイドラインを遵守する

ガイドラインに違反すると、MEOで上位表示されなくなったり、最悪の場合アカウント停止になったりするので注意してください。

たとえば、「報酬を渡して口コミを書いてもらう」「店名に検索キーワードを盛り込んだ実際とは違う名前を利用する」などの行為はガイドライン違反に該当します。

まずは自分でやってから外注するのもあり

ここまでMEO対策を自分で行う方法や、成果を出すポイントをかなり具体的に解説してきました。

ただ、もしかしたら、これだけの対策を自分で行うのは、骨が折れそうだと感じた人もいるかもしれません。その場合は、改めて外注することを検討してみても良いかと思います。

もしくは、まず自分でMEO対策をやってみて、理解を深めてから外注するのも有りでしょう。

なぜなら、MEO対策について右も左もわからない状態で、いきなり業者に外注しても、その業者が良い仕事をしてくれているかどうか判断できないからです。

最悪の場合、ほぼ意味のない施策のために、毎月外注費だけ払い続ける羽目になるかもしれません。

そうならないように、まずは今回の記事を参考に、少しでも実践してみることをおすすめします。