『コンテンツマーケティング64の法則』は、タイトルにコンテンツマーケティングという名称が入っていますが、日本で昨今、コンテンツマーケティングという言葉で抱くイメージとは若干内容が異なっているように思います。

どちらかといえば、ブログやニュースレターや自己紹介など、何かしら文章を用いて、自分自身や自分のサービスをプロモーションするための文章の書き方が紹介されているという内容です。

特に、文章作成に不慣れな人にとって、記事制作の一つの入り口になるかもしれません。本書は、執筆に必要な習慣、テクニック、知識の三つの主要領域に分けて内容を展開しています。

記事を書く習慣と考え方

習慣と考え方では、読者の共感を引き出す視点の重要性、質問「なぜ?」の大切さ、特定の顧客や見込み客にフォーカスしたコンテンツ作成の必要性などが強調されています。

記事を書くテクニック

テクニックの部分では、文章をシンプルにし過ぎず、かつ過度に単純化しない方法、重要な内容を文章の前半に配置する技術、リードで読者を引き込む方法、真実に基づく個人的なストーリーの重要性が説明されています。

記事を書くために必要な知識

最後に、必要な知識の章では、情報の裏付けや正しい引用方法について言及されています。特にしっかりと一次情報にあたることの重要性や、引用にあたってのルールや許諾を得るための方法などが紹介されています。

各メディアでの書き方

書籍の最後には、SNS、ホームページ、メールなど、異なる発信手段に応じた情報発信のアプローチが紹介されています。

全体を通して、本書はライティングを行う上での基本的なノウハウが書かれており、記事に書き慣れていない方でも、効果の出るコンテンツを作成できるように導いています。

まとめ

洋書の翻訳という感じで、わかりにくい例や遠回しな表現が多く、逆にわかりづらい印象でした。流し読みで重要なところをピックアップして読むくらいでちょうどよいのかなと思います。

Amazonでも平均評価が3/5と、あまり高いとは言えません。

3700円という価格は、比較的強気な値段設定に感じますが、Amazonやメルカリで中古も多く出回っているようなので、気になる方はさらっと読んでおくとよいかもしれません。

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