Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)では、写真を充実させることが、上位表示につながります。また、ビジネスの魅力を視覚的に伝えるための重要な手段として、写真が重要です。
その中でも、「シェルフィー」という手法が、ローカルビジネスのマーケティングで重要な役割を果たします。
シェルフィーとは?
シェルフィーとは、ビジネスや商品の魅力を伝える新たな手法として注目されている写真のスタイルです。その名前は、”shelf”(棚)と”selfie”(自撮り)を組み合わせた造語で、文字通り「棚の自撮り」といった意味を持ちます。
では、具体的にシェルフィーとは何なのでしょうか。シェルフィーは、単に商品やサービスの写真を撮影するのではなく、その商品やサービスが置かれている棚やディスプレイ全体を撮影するスタイルを指します。つまり、自社が扱っている商品の充実感や個性を感じてもらえるような写真なのです。
ローカルビジネスでなぜシェルフィーが重要なのか?
シェルフィーがビジネスの特徴や個性を視覚的に表現できる点が大きな魅力です。
シェルフィーは、あなたのビジネスが提供する商品やサービス、そしてその環境を顧客に具体的に見せることができます。
シェルフィーを採用すべき3つの理由
画像で視覚に訴える
一般的に、人間は視覚情報を非常に高速に処理することができ、実際に画像を見ることでテキストを読むよりも400%速く情報を理解することができます[1]。
顧客がどのような商品が提供されているのか、それらの商品がどのようにディスプレイされているのかを一目で理解できるのです。その結果、顧客はビジネスに対して肯定的な印象を持ち、その場所を訪れたいと感じる可能性が高まります。
視覚的な要素は、ビジネスが自身のブランドを形成し、それを強調するのにも役立ちます。特定の色、形、スタイルを用いることで、ビジネスは自身のブランドイメージを構築し、それを顧客に伝えることができます。これにより、顧客はビジネスを他の競合他社と区別しやすくなり、その結果、ビジネスに対するロイヤリティを高めることが可能になります。
Googleの画像認識精度の向上
Googleの画像認識技術は急速に進化しており、Googleは自社のAIを使って、画像に含まれる物体や要素をより精密に認識することが可能になっています。例えば、GoogleのCloud Vision APIは、一枚の写真に写っている複数のオブジェクトを個別に識別する能力があります。
Googleはシェルフィーから得られる情報を解析し、それを検索結果のランキングに反映させることができます。つまり、ビジネスがシェルフィーを適切に使用すれば、それがSEOパフォーマンスの向上に寄与する可能性があるのです。
Googleはシェルフィーから商品の種類やスタイル、さらにはブランドまでを識別することが可能になっています。これにより、顧客が特定の商品やブランドを探している場合、それに関連するシェルフィーを見つけやすくなるでしょう。
最新の在庫情報を共有できる
在庫情報を写真と共にお知らせするのであれば、Googleビジネスプロフィールの投稿機能を使うのがおすすめです。
以下のような画面で、最新情報…(最新情報を追加)を選択すると、ブログのような投稿機能を利用できます。
最新情報は、期間指定がない場合、投稿から6ヶ月が経過した投稿はアーカイブされます。裏返せば、最新の情報のみが顧客に表示されますので、最新の在庫情報を発信するのにも優れています。
まとめ
シェルフィーとは、言ってみればこれまでGoogleビジネスプロフィールで推奨されている画像投稿の推奨そのものとも言えますが、棚(シェルフ)の写真を投稿すること自体が意味があるという意味では、新しい観点を得るものではないでしょうか。
店舗のなんとなくの雰囲気だけでなく、棚の写真を積極的にアップすることで、顧客の検索結果によい影響を与える可能性がありますので、ぜひ棚の写真(シェルフィー)をアップしてみてください。
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[1]・・・A Small Gift for Local SEOs and a Big Cheer for Original Images(Moz)
[参考]
Shelfies: Why and Where Local Businesses Should Publish Them (Moz)
ローカル ビジネス向けの投稿について (Googleビジネスプロフィール ヘルプ)